秘密保持契約書のWordテンプレート|雇用時に使える雛形と記載例・無料ダウンロード

Wordで作成した秘密保持契約のテンプレートを無料でダウンロードできます。

従業員が在職中や退職後に知り得た情報を適切に取り扱うために、企業と従業員間で締結する「秘密保持契約書」を掲載しています。
秘密保持契約書は、企業の経営情報・顧客情報・技術情報などの漏洩を防ぐために欠かせない契約文書です。
テンプレートは、実務ですぐに使えるWordで作成した、社員向け誓約書型と実務重視型フォーマットの2種類になります、自社の運用ルールに合わせてご活用ください。

このページでは、下記2種類のテンプレートを掲載しています。

  • テンプレート1(標準版/有効期間3年)
    秘密情報の定義を詳細に列挙(経営戦略・顧客・技術・財務等)しています。
    退職後3年間の秘密保持義務を課し、特定の情報には期限を設けず無期限で守秘義務を課す形式です。
    競業避止義務を「退職1年間」に限定し雇用慣行に合致、損害賠償条項では直接・間接損害にも責任が及ぶことを明記、紛争時の合意管轄裁判所を会社所在地の地裁と指定しています。
    一般的な企業の採用時に従業員と交わす秘密保持誓約書や、退職後の情報保護を期間限定で設定したい場合にご利用ください。
  • テンプレート2(強化版/無期限保持義務あり)
    秘密情報に「個人情報保護法で保護対象とされる情報」を追加し、法令対応を強化しています。
    退職後も秘密保持義務が「無期限に継続」と定められる強固なタイプで、競業避止義務は退職後1年間としつつ、違反時の慰労金返還・追加損害賠償請求を認める記載例です。
    資料・媒体類の返還を明文化(退職時にすべて返却・消去)、民事・刑事責任に発展する旨を記載し、法的抑止力を高めています。
    技術部門や営業部門など、特に秘密保持リスクが大きい職種での採用時や、中堅~大企業で、コンプライアンス強化目的に活用する場合にご利用ください。

秘密保持契約書に盛り込むべき基本項目

  • 秘密情報の定義:何を「秘密」とするのかを明確にします。経営戦略・財務・人事・顧客情報などが典型例です。
  • 秘密保持義務:第三者への開示や自己利用の禁止を明記します。
  • 退職後の取り扱い:退職後も義務が存続することを明確にします。
  • 競業避止義務:退職後一定期間、競合他社への転職や起業を制限する条項です。
  • 損害賠償責任:違反時の法的責任を明確化します。
  • 有効期間:契約の有効期限や存続期間を定めます。

自社の就業規則や法務部門の判断に従い修正するなど、Wordで自由にカスタマイズしご使用ください。
セキュリティソフトの保護環境で作成しています。
関連する「正社員・アルバイト・パート用労働契約書」もご利用ください。

シンプルで使いやすく、一般社員全般に適した秘密保持誓約書テンプレート

ページ1

シンプルで使いやすく、一般社員全般に適した秘密保持誓約書テンプレート ページ1

ページ2

シンプルで使いやすく、一般社員全般に適した秘密保持誓約書テンプレート ページ2

秘密保持契約書
株式会社〇〇
代表取締役 〇〇 殿
私は、貴社に採用されるにあたり、また在職中および退職後においても、以下の事項を遵守することを約束いたします。
第1条(秘密情報の定義および保持義務)
1.「秘密情報」とは、貴社が業務上保有する一切の非公開情報をいい、口頭・書面・電子データ・記録媒体その他いかなる形式で開示されたものも含みます。
2.秘密情報には、以下の情報を含むものとします。
(1) 経営方針・事業計画・経営戦略に関する情報
(2) 顧客、取引先、業務委託先に関する情報
(3) 製品・サービスの企画、研究開発、製造、販売、価格決定に関する情報
(4) 財務情報、人事情報、労務情報、福利厚生制度に関する情報
(5) 他社との提携・契約・交渉に関する情報
(6) 上司または情報管理責任者により秘密情報として指定された情報
(7) その他、貴社が秘密として指定する情報
3.私は、上記秘密情報を第三者に開示・漏洩・複製・使用せず、また自己の利益のために利用しないことを約束します。
第2条(秘密情報の管理および帰属)
1.秘密情報を知得・作成・改変・消去等した場合は、直ちに上司または管理責任者に報告します。
2.秘密情報が私の業務遂行により創出された場合であっても、すべての権利は貴社に帰属し、私に帰属する権利は一切主張しません。
3.秘密情報は、業務に必要な範囲を超えて複製・保存・持ち出しを行わないものとします。
第3条(退職後の秘密保持義務)
1.私は、退職後においても秘密情報を自己または第三者の利益のために開示・漏洩・使用しないことを約束します。
2.退職時には、秘密情報を含む書類・データ・記録媒体・備品等をすべて会社に返還し、私的に保持・利用しません。
第4条(競業避止義務)
私は、退職後1年間は、次の行為を行わないことを約束します。
1.貴社と競合する事業を営む会社に就職、役員就任、または経営参加すること。
2.貴社と競合関係にある企業の関連会社や提携会社に従事すること。
3.自ら競合事業を開業または設立すること。
第5条(秘密保持補償に関する確認)
私は、本契約の遵守を前提として、在職中に知り得た秘密情報に起因して退職後にトラブル・クレーム等が発生した場合、会社に損害を与えないよう協力するとともに、会社の指示に従うものとします。
第6条(損害賠償責任)
1.私が本契約に違反し、貴社に損害を与えた場合は、その一切の損害を賠償する責任を負います。
2.損害の範囲には、直接損害のみならず、逸失利益、調査・訴訟費用等の間接損害も含みます。
第7条(有効期間)
本契約は、私が貴社に採用された日から退職後3年間有効とします。ただし、貴社が特に指定した重要情報については、期間の定めなく秘密保持義務を負います。
第8条(合意管轄)
本契約に関して紛争が生じた場合、貴社本社所在地を管轄する地方裁判所を第一審の専属管轄裁判所とします。
令和〇年〇月〇日
住所:
氏名:(署名・押印)

Wordテンプレート1の無料ダウンロード

より厳格な条項を含み、研究開発や経営層など重要情報を扱う社員向け秘密保持誓約書テンプレート

ページ1

より厳格な条項を含み、研究開発や経営層など重要情報を扱う社員向け秘密保持誓約書テンプレート ページ1

ページ2

より厳格な条項を含み、研究開発や経営層など重要情報を扱う社員向け秘密保持誓約書テンプレート ページ2

秘密保持契約書
株式会社〇〇
代表取締役 〇〇 殿
この度、私は貴社に採用され、就業するにあたり、業務上知り得る情報の取扱いに関し、以下の諸条項を遵守することを誓約し、秘密保持契約を締結いたします。貴社の信用・事業活動の安全を維持するため、本契約の重要性を十分認識したうえで署名するものです
第1条(秘密情報の定義および保持義務)
1.「秘密情報」とは、以下を含むあらゆる非公開情報を指すものとします。
 (1) 経営戦略、財務情報、人事情報、組織運営に関する事項
 (2) 顧客情報・取引先情報、契約内容、営業戦略に関する事項
 (3) 製品開発・研究開発・技術仕様・製造ノウハウ・販売価格決定等に関する事項
 (4) 提携、アライアンス、共同研究等の事業活動上の情報
 (5) 上司、管理責任者その他貴社が秘密と指定した情報
 (6) 個人情報保護法および関連法令で「保護すべき情報」と定められる情報
2.私は、秘密情報を貴社の事前承諾なしに、第三者に開示・提供または自己利用することを禁止されます。
3.秘密情報を記録・複製する場合は業務遂行上必要な範囲に限り、終了後は直ちに返却または廃棄いたします。
第2条(秘密情報の帰属と報告)
1.私が業務上創出・関与した秘密情報は、すべて貴社に帰属するものとし、一切の権利を主張しません。
2.秘密情報の漏洩・紛失・不正使用の恐れが生じた場合、速やかに会社に報告いたします。
第3条(退職後の義務)
1.退職後においても、秘密情報を第三者の利益のため、または自己利用のために開示・使用しません。
2.保持義務は、退職の有無にかかわらず無期限に存続するものとします。
第4条(競業避止義務)
私は退職後1年間、以下の行為を行わないことを確認します。
1.貴社と競合する事業者への就職、役員就任
2.貴社と競合する事業者の取引先企業での勤務・役員就任
3.貴社と競合関係にある事業を自ら起業・経営すること
第5条(資料返還)
退職または会社からの指示があった場合、秘密情報を記録した書面・デジタルデータ・媒体等はすべて返還または完全に消去し、写しを一切保持しません。
第6条(補償および慰労金返還)
1.私は在職中・退職後を問わず、秘密保持契約違反によりトラブルや損害が発生した場合、退職時に支給を受けた秘密補償慰労金を返還いたします。
2.必要に応じ、会社は慰労金以外に追加の損害賠償請求を行うことができます。
第7条(損害賠償)
秘密保持契約に違反した場合、私は民事・刑事上の責任を負い、これにより貴社が被った損害を賠償いたします。
第8条(有効期間)
本契約の効力は在職中はもちろん、退職後も継続し、秘密情報の性質に応じて存続することを確認します。
令和〇年〇月〇日
住所:
氏名:(署名・押印)

Wordテンプレート2の無料ダウンロード

Follow me!